大阪大学大学院(大阪府吹田市、総長:西尾章治郎)工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻加賀研究室(教授:加賀有津子)が行っている「うめきた周辺地域におけるクリエイティブ人材誘引のための職住環境のデザイン」についての研究に対し、STARTUP DB(スタートアップデーターベース)を提供し、研究を共同で行うことを、2020年3月より開始いたします。
本研究は、今後2期の開発が計画されているうめきた地域の外側に位置する地域を対象にクリエイティブ人材を誘引する新たなブランディングを検討するものです。
うめきた地区の周辺地域は、住工商混在地域であるが産業の空洞化に伴い都心居が進む一方、コミュニティの醸成や、新たなまちづくりのコンセプトが必要とされている地域です。
また、その立地環境から、うめきた地区のブランド影響を与えるとともに、地域住民がうめきた 地区のヘビーユーザーとなりえることから、良好な相互依存関係が望まれます。
よって、うめきた地区の周辺地域について、遊休不動産の活用による都市再生の好循環を生み出せる仕組みや、新しいエリアマネジメント、職住環境の仕掛けにつなげることを目指し、エリアを定めた調査研究を行います。
本研究に対し、STARTUP DB(スタートアップデータベース)のデータを提供し、共同研究を開始いたします。
起業家をクリエイティブ人材と位置づけ、 企業の創業年数や創業地を空間的に把握することで、クリエイティブシティの可能性を明らかにしていきます。
本研究で得られた分析結果を活用し、地域復興やスタートアップ・エコシステムの活性化に寄与することを目指します。
都市・地域の魅力を向上させる持続可能なエリアデザイン・マネジメントを目指し、都市・地域環境を分析・評価しながら、社会構造の変化に対応した、これからの都市・地域の構築を図るための制度、仕組みや技術を考えるとともに、それらを実現するためのマネジメント方策を研究しています。
また、スマートシティやスマートコミュニティ等のICTを活用した都市・地域デザインや、コミュニティやガバナンス等の人的ネットワークを活かした都市・地域マネジメント等、新たな都市・地域デザイン・マネジメントのあり方も考えていきます。