2020-07-10

東北学院大学、名古屋市立大学と共同研究開始 「ベンチャー企業経営者の特性が企業における会計情報システムの導入と利用に与える影響に関する研究」にSTARTUP DBを活用

東北学院大学(所在地:宮城県仙台市、学長:大西晴樹)、および名古屋市立大学(所在地:愛知県名古屋市、理事長・学長:郡健二郎)は、ベンチャー企業経営者の特性が企業における会計情報システムの導入と利用に与える影響に関する研究のため、STARTUP DB(スタートアップデーターベース)を提供し、研究を共同で行うことを2020年7月より開始いたします。

■背景

会計情報は、企業運営における重要な情報のひとつとして様々なシーンで活用されています。

また、会計情報を生み出すためのシステムは会計情報システムと呼ばれています。企業が導入している会計情報システムのタイプは様々あります。

昔ながらの帳簿を利用している企業もあれば、IT技術の進歩に伴って電子的なシステムを導入している企業もあります。

本研究では、上記の観測について経営者の特性を用いて説明することを試みます。

ここで経営者の特性はその年齢や経歴を指します。つまり、各企業で導入される会計情報システムのタイプは、経営者の特性に影響を受けているのかどうかを明らかにすることが、本研究の主眼となります。

加えて、経営者の特性が会計情報の利用の仕方に影響を与えているかについても検討します。

本研究を足掛かりとして、経営者の特性が企業の行動、ひいては業績に与える影響を明らかにし、経営者・リーダー育成への知見を与えることを目指します。

■研究計画

本研究に先立って、窪田嵩哉氏(東北学院大学)と奥田真也氏(名古屋市立大学)は、ベンチャー企業経営者を対象とした質問紙を作成しました。

本研究では、フォースタートアップスよりデータの提供を受けた上で質問紙を配布・分析し、明らかになった知見を学会で発表のうえ、学術誌への投稿を行います。

■研究代表者プロフィール

東北学院大学経営学部経営学科 助教窪田 嵩哉(くぼた たかや)氏名古屋大学経済学研究科博士後期課程を経て、2020年4月より現職。論文に「オープン・イノベーションを促進するマネジメント・コントロール・システム」『原価計算研究』(2019)がある。

■研究者プロフィール

名古屋市立大学大学院経済学研究科 教授奥田 真也(おくだ しんや)氏一橋大学商学研究科博士後期課程を修了。

博士(商学)。

大阪学院大学流通科学部講師・准教授、名古屋市立大学大学院経済学研究科准教授を経て2017年4月より現職。

論文に“Systems Integration, Management Involvement and Quality of Internal Controls and Auditing,” Asia-Pacific Management Accounting Journal(2015)(中島真澄氏との共著)、「情報システム統合と財務会計システムの満足度の関係」『企業会計』(2015)がある。

■各法人概要

商号  :フォースタートアップス株式会社

代表  :代表取締役社長兼CEO志水 雄一郎

所在地 :〒106-6036 東京都港区六本木1丁目6-1 泉ガーデンタワー36F

資本金 :1億7,819万円事業

内容  :成長産業支援事業

URL  :https://forstartups.com/

法人名 :東北学院大学(学校法人東北学院)

代表  :学長 大西晴樹

所在地 :〒980-8511 宮城県仙台市青葉区土樋一丁目3-1(土樋キャンパス)

創立  :1886年

URL  :https://www.tohoku-gakuin.ac.jp/

法人名 :公立大学法人名古屋市立大学

代表  :理事長・学長 郡健二郎

所在地 :〒467-0001 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1番地

創立  :1884年

URL  :https://www.nagoya-cu.ac.jp/index.html