同志社大学大学院ビジネス研究科野瀬研究室(准教授:野瀬義明)による「スタートアップの資金調達と特許の関係性分析」に関する研究に対し、STARTUP DB(スタートアップデーターベース)が保有するデータを提供し、2021年8月より共同研究を行うことをお知らせいたします。
本研究は、スタートアップにおける資金調達と特許の出願に関する関係性を分析するものです。
スタートアップにおける資金調達は、スタートアップのその後の成長に大きく関わるイベントです。
その資金調達における調達金額の大きさや成功の可否には様々な要因が存在します。
一方、特許には排他的使用権によって、市場を独占できること、他社からの模倣を防ぐこと等以外に、ベンチャーキャピタルや金融機関との情報の非対称性を緩和させる効果があるとされています。
本研究により、特許出願による情報の非対称性の緩和が、スタートアップにおける資金調達にどの様に作用しているのか実証研究を行います。
STARTUP DBは、変化の早いスタートアップの最新情報を収集・蓄積するだけでなく、継続的に国内スタートアップ動向に関する調査を行い、「資金調達金額ランキング」や「国内スタートアップ評価額ランキング」、「国内スタートアップ投資動向レポート」などのレポートを公開しています。本研究においては、STARTUP DBが保有するスタートアップの資金調達情報を含む企業データを提供し、調査分析作業に協力をいたします。本研究で得られた分析結果を活用し、スタートアップ・エコシステムの活性化に寄与することを目指します。