筑波大学大学院 ビジネス科学研究群 津田研究室(教授:津田和彦)による「ヘルステック業界におけるニーズ抽出に関する研究」についての研究に対し、『STARTUP DB(スタートアップデーターベース)』を提供し、研究を共同で行うことを、2022年4月より開始いたします。
本研究は、スタートアップの事業内容より、ヘルステック業界の社会的課題に対するニーズの網羅的整理を目的としています。
近年、医療業界では、デジタル技術などを活用した新しいヘルステック事業が相次いで設立されています。
新しいヘルステック事業の中でも、我が国では医療費増化や人口減少などの背景から、従来の業務効率化の枠組みを超えた社会的課題に取り組む事業への期待が高まりつつあります。
社会的課題に取り組む事業においては、従来の疾患の診断・治療法に対する課題のみならず、幅広いニーズを捉え、適切な患者体験を設計することが重要です。
一方、ニーズは多様化・複雑化しており、意思決定に求められるスピードで網羅的に抽出・整理することは困難となります。
そこで、スタートアップの事業内容に対してテキストマイニングを行うことで、ヘルステック業界において社会的課題に取り組む事業の事業戦略に有用なニーズを網羅的整理すると共に、今後注力すべき課題などを予測する元となる情報を抽出する研究を行います。
本研究に対し、『STARTUP DB(スタートアップデータベース)』のデータを提供し、共同研究を開始いたします。
本研究で得られた分析結果を活用し、スタートアップ・エコシステムの活性化に寄与することを目指します。
近年、「ビックデータ」という言葉が飛び交っていますが、一番身近なビックデータは言うまでもなくインターネットです。
インターネットの発展により、誰でも簡単にさまざまな情報を得られるような社会になっています。
さらには、ブログやTwitter、FacebookなどのSNSの発達により、誰でも簡単に情報を発信できる社会にもなっています。
インターネットが発達する以前は、情報発信手段はテレビや新聞などのマスメディアしか持っていませんでした。
それゆえ、発信されている情報は正確かつ精査されたものですが、発信される情報は少なく、特定の視点から見た情報でした。
今は一般の方々が写真付きでインターネット上に情報を流す時代です。
多くの視点から見た数多くの情報が発信されています。
これらの情報を上手く活用すれば、企業にとっても非常に有益な情報を得る事ができます。
筑波大学大学院 ビジネス科学研究群 津田研究室では、この手助けを行う技術に関する研究を行っています。
URL:https://www.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp/doctor_professor/348.html